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「社会課題を経済価値にしていく活動って、とても大事ですね」

 先日、支援してくださる方からそんな一言をいただきました。その一文を読んだ瞬間、スタッフも社長も思わず「そうだ、そういうことだったんだ」と声が出ました。
 私たちはずっと「助け合い」という言葉を使ってきました。

 でも気づいたのです——これは“助け合い”ではなく、お互いの強みを持ち寄り、ビジネスとして成立させる挑戦なんだ、と。

 

 2つの課題が、一軒の店で出会った
 60年続いた町中華「北京亭」が閉店を余儀なくされた最大の理由は、深刻な人手不足でした。

技術も愛着も歴史もある。でも人がいない。それだけで、長年守ってきた店を手放さなければならなかった現実があります。
 一方、社長が福祉施設で出会った利用者さんたちには、別の課題がありました。

 驚くほど魅力的な表現ができるのに、それを「仕事」として発揮できる場がほとんどないということです。

 私たちは敬意を込めて、その方々を「画伯」と呼んでいます。
 この記事には、画伯の絵を数枚載せています。ぜひ見てみてください。

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 ピンクのうさぎが鳥の背中に乗っている。猫の頭の上に、みかんが積み重なっている。説明はない。理由もない。ただその世界が、そこにある。

 見た瞬間、ふっと笑顔になりませんか?
 そして私たちは確信しました。この世界観は“価値”になる。来店動機になる。

 この2つの課題が出会ったとき、社長の中で答えが生まれました。

 「一緒に店を開こう」と。

「かわいそうだから助ける」ではない
 私たちがやりたいのは慈善活動ではありません。

 画伯の絵が壁に並ぶ北京亭は、どこにもない店になります。餃子とビールと、あの不思議であたたかい世界観。それ目当てで来る人が必ずいると私たちは思っています。
 一緒に働く利用者さんたちは、“支えられる側”ではなく、店を支える大切な戦力です。

 お客様が「美味しい、また来たい」と思う。その売上が利益になり、一緒に働く仲間への正当な対価として還元される。

 誰かが我慢するのではなく、全員がちゃんと得をする構造をつくる。

 それが、支援者の言葉を借りれば「社会課題を経済価値にしていく」ということなのだと思っています。


 この北京亭が成功すれば、人手不足に悩む昔ながらの飲食店と福祉施設が手を取り合う、ひとつのモデルになれるかもしれない。

ただの町中華の復活劇ではありません。この社会を少しだけ優しく、そして面白くするための挑戦です。

 これまで31人の方々に支援いただき、目標の44%まできました。残り28日、引き続き応援よろしくおねがいします!