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こんにちは。ぽっぽのサビ管です。 今日は、少しだけ大げさに聞こえるかもしれませんが、私にとってはかなり重大な話を書きます。

わさビーフが買えません。

いや、正確に言うと、わさビーフが生産停止になったそうです。 山芳製菓の案内によると、国際情勢の影響でホルムズ海峡が封鎖され、製造工程で使う重油の調達が極めて困難になり、工場の操業を一時停止しているとのことでした。さらにオンラインショップも休業していて、営業再開の時期は未定とのこと。

世界のニュースが、まさかこんなにまっすぐお菓子売り場へ着地するとは思いませんでした。

重油が来ない。ボイラーが動かない。ポテトチップスが揚げられない。 その結果、わさビーフが消える。

こうして書くと妙に文学っぽいですが、言っていることは全部お菓子です。しかし現実です。怖いですね。

世界というのは、もっと遠いところで勝手に動いているものだと思っていました。それがある日突然、「本日のおすすめ」ではなく「本日の欠品」として現れる。しかも対象がわさビーフ。 なんというか、経済とか物流とか安全保障とか、そういう大きな言葉が急にこちらを向いてきた感じがします。

などと少し真面目なことも考えましたが、もっと正直に言うと、私がわさビーフ好きなので普通に困っています。

好きなお菓子が、ある日急に手に入らなくなる。これだけで生活の重心は少しズレます。たぶん大人としてはもっと別のことで重心を保つべきなんでしょうけど、そこはもう仕方ありません。わさビーフはわさビーフなので。

しかも、メルカリでは転売も始まっているそうです。品薄や休売中をうたった高額出品も出ているとのこと。やめてほしい。わさビーフは投機対象ではありません。みんなのわさビーフです。

というわけで、私は本日、近所のコンビニとスーパーを巡回しようと思います。 北京亭の開店準備より先に。

社長、すみません。

でも今回は、ただの買い物ではありません。在庫確認です。地域流通の現場把握です。言い方を変えれば、生活防衛の一環です。

なお、巡回には自分なりの順番があります。 大型スーパー → ドラッグストア → 住宅街の小さめスーパー → 駅前コンビニ の順が、体感では当たり率高めです。

大型スーパーは在庫量がそもそも多い。ドラッグストアは意外とお菓子棚が強く、しかも盲点になりやすい。住宅街の小さめスーパーは、情報感度より地域密着が勝つことがある。 逆に駅前コンビニは、話題になった直後だと狩られている可能性が高いです。みんな行動が早い。わさビーフ有事における市民の機動力を、私は少し見くびっていました。

今日はたぶん、少し真剣な顔でお菓子売り場を見ます。 棚の前で腕を組んでいても、決して人生について考えているわけではありません。わさビーフの補充導線を読んでいるだけです。

もし棚の奥に一袋だけ残っていたら、それはもう在庫ではなく再会だと思います。

そのとき私は静かにカゴへ入れ、何事もなかったような顔でレジへ向かうでしょう。心の中ではたぶん、小さくガッツポーズをしながら。

なお私は現在、北京亭の開店準備もしています。わさビーフの巡回と並行して。